日 程・2024年8月18(日)前泊、19日(月)、20(火)(19日:曇り時々晴、20日:雨時々曇り)
参加者・7名
コース・
(前泊)バスタ新宿14:20集合/45(中央高速バス)-松川インターチェンジ18:20…宿(フタミビジネスホテル)18:35
(1日目)宿5:20(ジャンボタクシー)-鳥倉ゲート6:40…鳥倉登山口7:15/30…豊口山間コル8:40…三伏峠小屋10:30/11:30…烏帽子岳(2726m)12:30/45…三伏峠小屋13:30着
(2日目)三伏峠5:00…豊口山間コル6:25…鳥倉登山口7:30/45…鳥倉ゲート8:40(解散)
■塩見岳は今回で3年越しのチャレンジとなる。過去2年は悪天候で中止の憂き目にあい、漸く今回の実施にこぎつけたが肝心の2日目が予報よりも天候悪化し、主題の塩見岳は今回も断念することとなった。1日目は好天に恵まれ塩見岳に相対する烏帽子岳には登頂できた。 日の出とともに前泊宿をジャンボタクシーで出発し1時間強で鳥倉ゲートに到着。ここから林道を辿り鳥倉登山口にとりつく。カラマツ樹林帯を三伏峠までの10分割標識を目安に高度を上げていく。駿河湾側から送り込まれる高湿空気が樹林に充満し、蒸し風呂状態でポタポタ汗が流れ落ちる。豊口山間のコルを過ぎると北斜面側に回り込みトラバース道に敷かれた滑りやすい不安定な丸太桟道が続くようになる。仙丈ケ岳方面が視野に入るようになるとまもなく三伏峠小屋への詰になり、コースタイムをキープして国内で最高標高(2580m)の峠と称される三伏峠に到着。小屋で早昼飯休憩の後、荷をデポして初日のターゲットである烏帽子岳に取り掛かる。鹿食害防止柵越しにマツムシソウなどのお花畑を愛でた後、ガレの縁に注意しながら高度を上げ小一時間で烏帽子岳に至る。北東側に塩見沢を挟んで塩見岳が大きく迫り鉄兜の異名の山容を十分に楽しむ。南側の小河内岳以南の赤石岳方面は厚い雲に覆われ峰々の頂が拝めず今後の天候変化に不安がよぎる。小屋に戻り小屋WiFi経由でヤマテン最新情報に神経を尖らせるも明日以降の天候悪化が避けられないと判断し塩見登頂は断念した。夜半から時々激しい雨が打ち付けるようになり、翌朝はデッドランプで視界確保しながら日の出前に雨の中無念の下山につく。丸太製桟道は濡れて滑りやすさを増し、慎重に歩を進めた。下山後、タクシーで里に降りると伊那盆地は晴れ渡っており高山の天候とのコントラストが際立っていた。立ち寄り湯で汗とともに不完全燃焼に終わった今回の山行鬱積を洗い流した。購入済の中央線指定席券の前倒し変更に際し、JR東海の車掌さんや嘱託駅員さんに親切な対応を頂いたことに感謝の意を表して帰路の鉄路に身を任せた。(記:H.T)