日 程・2022年10月30日(日) 晴時々曇り
参加者・14名
コース・千葉4:45-東京5:23/32-八王子6:29/35-甲斐大和7:40/8:00(タクシー)-小屋平8:25/35 …(80)…石丸峠9:55/10:05…(75)…榧ノ尾山11:20(昼食)11:50…(93)…オオダワ13:23…(43)…モロクボ平14:06…(56)…小菅の湯15:02(解散)
■Bランクとしては約13kmと長丁場のため、明るいうちの下山となるよう千葉駅朝一番始発の快速を起点とする。甲斐大和駅の階段は大菩薩嶺〜峠を目指すであろう大勢のハイカーで通勤ラッシュなみの混雑。駅トイレタイムを考慮し手配していたタクシーに分乗し小屋平登山口へ移動。
小屋平BSは上日川ダム方面から小金沢連嶺方面に延びる登坂路の途中にある。ここから石丸峠までの高度差300m強が唯一の登りである。今回のルートは落ち葉に埋もれた石塊に気を付ければ難易度は低い。小屋平から衣類調節ポイントの林道まで高度を上げると鮮やかに雪化粧した富士の峰と対面。ここから石丸峠まで富士と南アルプス、大菩薩湖を右背後に従えながらの心地よい登りが続く。石丸峠1900mが本日の最高点。あとは延々となだらかな下りモード。石丸峠から玉蝶山付近までの1400m以上の範囲は紅葉終わりかけ、1100〜1300mの牛ノ寝通りの核心部は見頃と、標高差コントラストを見せていた
紅葉の愉しみ方には色々あるが牛ノ寝のそれは「浸る」醍醐味にある。適度な幅のなだらかな尾根に橙、黃、緑のモザイク様のトンネルが延々と続く陽射しで透かすと鮮やかさは格段だ。榧ノ尾山のなだらかなピークで木漏れ日を浴びながら昼食。足元にはドングリが散りばめられ秋をたっぷり堪能。昼食後も紅葉のトンネルを淡々とお喋りしながら進む。牛ノ寝通りの名の由来は様々あるようだが、明るい広葉樹の林相路に佇むと牛さえまどろむ雰囲気に満ちているのは確かだ。
下山ルートの最終部、モロクボ平らから斜度がきつくなる標高950m付近でハプニング発生。計画植林作業が始まっていて数か所で道の付け替えに遭遇。分かりづらい青ペンキの臨時方向表示に振り回されながら行程を終えた。
◎自由律句
錦織なす秋葉の回廊/老いゆく我が身励まされ/輝き求め尾根道辿る
(記 H.T.)
■登山道から急登の道をあがると、雪化粧した富士山が見えた。皆から感嘆の声があがる。溜息が出る美しさだ。富士山を楽しみながら歩く。だが、石丸峠で富士山ともお別れ。名残おしく牛ノ寝通りに入る。暫く茶枯れた森林が続き、このまま終わったらどうしようと思っていたら、色づいた葉が見えてやっと報われた気持ちになった。赤、黄、緑、そして、空の青、全ての色がお互いの色を引き立てていて美しい。やっとご褒美をもらえた!最後にこの山行を企画されたHリーダーに感謝の気持ちをお伝えします。早起きは三文の徳、否、百両の徳でした!! (記 S.A.)