《11月度会山行・B》 こまくさ登山教室 中級講座「リーダー育成講習」
「机上講習」
◎日 時・2021年11月3日(水)
◎場 所・蘇我コミュニティーセンター 講習室2
◎講 師・KM スタッフ・NT
◎受講者・YM,SF(計2名)
■毎年配付している『ハイキング セカンドステップ』『千葉こまくさHC リーダーマニュアル』に加えて、『リーダーの業務の流れ(事務手続きを中心に)』『都道府県別・各自治体の登山届提出先』『道迷いを防ぐために』の3つを補助教材として用意した。講習時間の多くを「道迷い」に割いたのは、そこがリーダーにとって一番の不安材料と考えたからである。「道迷い」が原因で起きた過去の遭難事故を事例として取り上げ、地図と照らし合わせることで「間違いやすい場所はどこか」「なぜ間違えたのか」が伝わるように配慮した。(記 KM)
「実技講習」 群馬 岩櫃山
◎日 程・2021年11月7日(日)
◎参加者・LKM,NT(スタッフ),OM,SF(計4名)
◎コース・郷原9:56/10:10…古谷登山口10:30…密岩通り…岩櫃山12:30/13:10…赤岩通りとの分岐14:00/14:15…尾根通り…平沢登山口15:00…群馬原町15:45(解散)
■一般ルートでも少しグレードの高い山を目指そうとすれば避けて通れないのが岩場・鎖場である。リーダーを志す人であれば、こうした場所への苦手意識を早い段階で払拭していただきたい、そんな思いで実技講習の場を岩櫃山に求めた。密岩通りの「天狗のかけ橋」付近と山頂直下の2箇所でロープを使用した。安全を期すためであるのは無論だが、ロープ・スリング・カラビナといった道具を使用することで安全度が飛躍的に高まることを実感していただくのが狙いである。赤岩通りとの分岐では、地図・コンパスを使って進行方向の確認を行った。尾根通りには迷い込みやすいニセの踏み跡もあり、期せずして机上講習の学習内容を体験することができた。(記 KM)
■机上講習での「道迷い」は経験者の豊富な体験を聴講でき、大変、勉強になった。実技講習の日は晴天で、陽の光を受けた楓の赤の美しさに心を奪われ、山頂での眺望も素晴らしく周囲の山並みを一望でき疲れを癒すことができた。岩登りの実習では、初めて体験する事ばかりで新鮮だった。スリングにカラビナをつけての安全確保、岩場から降りる時のコツも学べ、頭を使うスポーツなのだと実感。スリリングだったけれど、指導者のもと安心して楽しめた。そして、新しい世界に自分が一歩踏み込んだ気がした。これからも関連する知識を習得して自分の世界を広げていきたい。最後に私を導いてくれたリーダーの小松さん、大坪さん、永井さんに感謝します。ありがとうございました。(記 SF)