個人山行

東海自然歩道全踏破(第1回)北摂箕面(大阪)~洛西(京都)

《個人山行報告》東海自然歩道全踏破(第1回)北摂箕面(大阪)~洛西(京都)

日 程・2019年6月16日(日)曇り時々晴れ(前泊日帰り)

参加者・1名(L585)

コース・

阪急箕面駅4:35…箕面大滝5:15…ビジターセンター5:30…開成皇子墓5:45…北摂霊園分岐6:13…林道西谷線出合6:23…東海自然歩道分岐6:40…府道出合7:15…忍頂寺7:43…竜王山8:15…車作大橋8:50…竜仙滝9:04…白糸滝9:50…神峯山寺10:20/10:40…本山寺出合11:20…ポンポン山分岐11:45…夫婦杉11:50…ポンポン山12:12/12:20…杉谷12:40…洛西高校13:18…阪急洛西口駅13:42(総距離約48km、休憩含む活動時間:8時間7分)

全国のロングトレイル巡りをこれからの活動の柱の一つとしようと発起し、まずは最も著名な東海自然歩道を手始めとすることにした。全踏破の手順は色々考えられるが、仕事現役のため連泊での短期踏破は不可能。適当に区間設定し、細切れに歩程をすすめて繋ぎ合わせることにする。その第1段として前職時代に居を構えていた大阪北摂のコースを選んだ。馴染みの地であるため単に歩くだけでは芸がないためトレランをテーマにした。
旧国名摂津の北嶺は西は兵庫県三田地方から始まり神戸、宝塚、西宮、川西、猪名川、能勢、豊能、箕面、茨木、高槻、亀岡最後は東端の京都市へ至る117座の北摂山系を形成している。今回のコースはこの東半分(箕面~京都まで)のランである。

テーピング、足指保護キャップなど足回りの準備を入念にした後、湿気を帯びた空気が纏わりつくなか箕面駅を出発。行程中の忍頂寺BS、萩谷総合公園では自販機で飲料調達できるため水、スポーツ飲料合わせて500mLボトル3本を携行。久しぶりのランシューズに不安感があったが出だしは快調、野生サルの集団を避けながら箕面大滝を経由して自然歩道起点のビジターセンターに到着。

トイレ休憩後いよいよ自然歩道に踏み入る。西国三十三巡礼所の勝尾寺開祖の開成皇子(かいじょうおうじ)の墓、標高540mを経て、北摂霊園分岐まではなだらかな勾配のアップダウン。早朝のため行き会うハイカーは皆無。この付近も鹿、猪出没が頻繁なようでゲートが新設されていた。急な階段で一旦高度を下げたのち、林道西谷線出合、府道に合流してから竜王山への登りに移る。予報よりも気温が低めなためかここまでは通常の水分、ミネラル補給で対応できた。

隠れキリシタンの里であった忍頂寺前後は舗装路のため膝に響く。高低差150mの急坂を息を切らしながらつめて竜王山頂(510m)に至る。視界良ければ明石海峡大橋や淡路島まで望めるのだが、この時期は無理で霞んだ金剛山と大阪市街で我慢する。
車作大橋まで降りると落差15mほどの竜仙の滝の細い流れまでは目と鼻の先である。咲き茂るヒメジョオンに導かれて滝下で汗を拭う。

ここからは一気に高度を落とす。さすがに膝に堪えるが踏ん張りどころ。萩谷総合公園でトイレ休憩、飲料調達の後、摂津峽白糸の滝でボトム。

摂津峽出口から再び高度を稼いでいく。毘沙門天最初の出現の地との言い伝えの残る花の名所神峯山寺(かぶさんじ)をアヤメ、ガクアジサイを横目で見ながら通過。急坂に難儀しながら本山寺(ほんざんじ)境内へ。ここも開成皇子縁の寺との説明書きがあった。本堂脇からポンポン山への登山道に入る。倒木を避けつつ緩やかなアップダウンを繰り返しながら今回のコースの最高到達点ポンポン山の頂き679mに到着。まだ長女が小学生だった頃に何度か連れてきたことが懐かしく思い出される。北摂人気の山であるため多くのハイカーが集っていた。

竜王山から金剛山を望む
神峯山寺
摂津峡
ポンポン山山頂