Bランク

Bランク 北信濃 高標山及び高社山

Bランク 北信濃 高標山及び高社山

◎日 程・2022年9月16日(金)~17日(土)晴れ

◎参加者・8名

◎コース・

1日目:東京7:52(はくたか553金沢行)―飯山9:43/駅レンタカー手配10:00(車)-(国道403)-カヤの平高原総合案内所10:54(昼食)/11:40…林道ゲート…高標山13:30/14:00…カヤの平高原総合案内所15:30(動植物説明受け)…カヤの平ロッヂ16:00(泊)

2日目:ロッヂ7:30(車)-(山道、国道403)-谷厳寺8:25—登山口8:50…(忠魂碑、釈迦如来など仏像)…動物避け電気柵9:13…普賢菩薩、天狗の飛び石、釈迦如来…土用場10:48…高杜神社、御岳石祠…高社山山頂12:10(昼食)/12:40…高杜奥社岩室(ヒカリゴケ)…土用場…電気柵14:53…仏像群…谷厳寺15:20―「みゆきの癒」15:50(入浴)/16:50―車返却17:00…飯山駅(解散)18:10(はくたか572)―東京20:00

■高標山。 伐採作業のため通行止めとのことで代案として八剣山を計画した。ところがキャンプ場に着くとたった今ゲートが解除との朗報。昼食を摂ってから高標山へ向かう。重機の轍跡のある林道を少し歩き山へ入る。ブナの大木があちこちにある。栃の実が落ちている。今年はキノコが少ない。熊鈴を鳴らしながら藪の中を歩くうち2時間ほどで石祠のある山頂に着いた。低い雲のため周囲の展望は良くない。早々に下ることにする。枯残ったツバメ万年青が見られた。ナナカマドが色づきはじめている。

 高社山。国道403を山の南面を中野方面に向かう。葡萄、りんごの畑が続く。農道で折しも葡萄を収穫している夫婦がいた。頼み込んで少しばかり摘ませてもらう。登山口付近に湧き水が出ている。しかしトイレは200mも下なので折角早めに着いたのに時間ロスしてしまった。寺の裏手から歩くが静かで涼しい。途中の菩薩、如来で足を止めて水飲み休憩。土用場を過ぎると急登。ロープ、鎖を上がると南面が開け中野市が一望。真ん中を千曲川が流れる。山頂には20分ほど早く着く。幸運にも晴れのため360度の展望を楽しめた。東に鳥甲、苗場、南東に岩菅、焼額、南に四阿山、根子岳、西に戸隠、妙高、火打その後方に北アルプス。最高の展望台だ。帰路は同じ道を下る。駅への途中「みゆきの癒」で汗を流す。露天風呂から前に鎮座する高社山を眺めると別名「高井富士」と地元民から愛着をもって呼ばれるのは尤もと納得。Bランクとしては若干ハードな山行。(記KM)

■初日は高標山で足慣らし。山頂から明日登る高社山がうっすらと見えた。身の引き締まる思い。二日目の高社山は900メートル近く登る。 急登が多いと聞く。不安でいっぱいだ。不動明王様に安全祈願してから進む。うっそうした山林の中、ずっと登りが続く。暑いし足が重いし、どんどん気持ちも辛くなってきた。けれど、山頂の展望台に立った時一瞬にして辛い気持ちが吹き飛んだ。北アルプスの山々が端から端まで一望でき、百名山がいくつも見える。なんと贅沢なのだろう。じわじわと感動が広がった。昨日登頂した高標山も、先月息を切らしながら登った乗鞍岳も見える。確かに、あの時、私はその場所に立ったのだと思うと感慨深いものがあった。下山時に岩室に立ち寄る。自然光を微かに反射する蛍光色のヒカリゴケを生まれて初めてみて、小さな感動をもらった。最後にリーダーのK様に感謝いたします。まだまだ私の知らなかった絶景を見せて頂きました。とてもキツイ山行でしたが、山行前の自分とは違う自分になれた気がします。ありがとうございました。(記 SR)

高社山山頂
もやの中のカヤの平、奥に烏甲山