Aランク 房総 裏鋸(こまくさ登山教室 初級講座 後期実技)
◎日 程・2022年2月20日(日)
◎参加者・計5名
◎コース・千葉7:45―浜金谷9:10/9:30…車力道と観月台道の分岐9:40…車力道(途中、猫丁場と石切場跡を見学)…東京湾を望む展望台10:48/11:22…鋸山山頂11:42/11:52…林道口(鋸峠)12:48/13:00…保田14:10(解散)
■予定日の天気予報は雨のち曇りで降水確率90%!これだけで判断すれば1週間延期となるところだが、天気図をにらみながらギリギリまでチャンスをうかがう。ちょうど、第2回目の机上講習で低気圧と前線の通過に伴う雨の降り方を学習したばかりである。これは絶好の教材ではないか!登山開始時には寒冷前線が抜けて雨は上がると判断し、金曜の夜、参加者に実施の旨を伝えた。当日の天気は予想通りに展開し、雨に降られることなく登山を終えた。下山途中では日も射してきて、房総グランドキャニオンや郡界尾根を望むことができた。今回は地図を見ながら現在地やコースをしっかり確認しながら歩くことをテーマに掲げたが、参加者の皆さんは地図を片手にしっかりとこれを実践してくださいました。(記K.M)
■自宅を出た時は昨日からの雨が降り続いており少々憂鬱であったが、リーダーの読み通り出発地の浜金谷駅に着いた時には雨はほぼ止んでおり、意気揚々と出発した。観月台を通るコースもあるが、今回は車力道を行く。雨は止んだものの登山道は川になっており、流れを避けつつ、時には流れの中を歩きながら進んだ。猫丁場、切通し跡を見学し、東京湾を望む展望台に到着。しかし、残念ながらモヤで何も見えない。それでも、集合写真を撮影(バックに写っている筈の東京湾と富士山を想像しながら見て下さい)。早めの昼食を済ませて山頂に向かう。足元は悪いものの山頂までは順調だったが、その先の林道口に向かう下りで経験浅い私は岩山の難しさを実感した。尾根道は狭く、場所によっては左右が切り立っている。露出している岩を抱き込むように木の根が張り巡らされている。濡れた岩や根は滑りそうで、尾根道の脇に少しだけある土の部分に足を置いたところ、土壌がズルッと上滑りし2度手を着いてしまった。低山と侮るなかれ、岩山での歩くルート選び、足の置き方、いい勉強になった。林道口に着いた頃には雲が切れ、青空がのぞいた。と同時に気温が上昇。また、林道脇の木々に目をやると、これを頼朝桜と言うのか、1本の桜の木が花を咲かせている。午前中の冬から一転、一気に春が訪れたようである。風景を見ながら、取り留めもない会話を楽しんでいるうちに、あっという間に目的地の保田駅に到着した。保田駅から1kmほど先の保田漁港には、保田漁協が運営する有名な食事処ばんやがある。リーダーの提案で訪れることにした。海鮮丼、アジフライ、名物のイカのかき揚げに舌鼓を打つ。私はご飯物ではなく、ミックスフライをあてにビールを一杯。下山しての一杯は格別であった。学ぶ事が多かった山登りに加え、お腹も満足、充実した山行であった。(記 W.A)
東京湾を望む展望台(何も見えない 笑)
山頂で地図とコンパスを使って進行方向を確認