登山教室

こまくさ登山教室 初級講座 前期・実技講習のオンライン補講

こまくさ登山教室 初級講座 前期・実技講習のオンライン補講

日 程・2021年8月5日(木),19:00~20:50

場 所・オンライン講習会

講 師・ST スタッフ:TM Zoom有料版アプリ設営協力:GH

受講者・(参加者は講師,スタッフを含めて計7名)

内 容・7月4日の実技講習(中央沿線・尾続山~要害山)が雨天のため中止となったことを踏まえ、オンライン講習によるコンパスと地図を使った実技補講

■対面での講習会開催が難しい状況下では、オンラインによる講習が有用なツールになることを実感した。コロナ禍でオンライン会議等が継続されていることもあり、使い慣れてきたことが背景にあるが、そこにちょっとした工夫を行うことによって実技講習のサポートとしてオンラインを活用することができる。

         図1

オンライン講習のコツは、盛り沢山な内容にしないことである。特に、実技面に関しては重要点のみにフォーカスした内容とすれば、画面越しでも十分に実技講習が可能である。例えば、あらかじめ送付しておいた地図資料に磁北線を引き、コンパスを使って目的地方向を確認する。これを地図上のいくつかのコースポイントで繰り返す。このような講習プロセスはこれまで、主に現場で実地に行ってきたところであるが、それがオンラインでも可能であるということである。
今回は、オンラインによる実技講習への応用という試みでもあったが、さらに臨場感を出すため、スタート地点での準備体操なども画面越しに行ってみた(図1のように参加者全員が準備運動)。
コースを歩いたという達成感や筋肉疲労を体感することはできない。まだまだ改善の余地はあるものの、実技講習の補講としてオンライン講習を活用した意味は十分あったものと考えている。 (記 ST)

■初級実技講座(尾続山~要害山)が、7月4日に予定されていましたが、あいにくの雨で中止となってしまい、その補講が8月5日オンラインであり、参加させて頂きました。
 講習会では、地図を読む上で必要な磁北線の引き方や、自分が進む方向をコンパスで確認する方法などを学びました。実際に登るはずだった、尾続山~要害山の地図を前にして遥か昔、中学生の頃に「地図帳」で習った、わずかな知識を呼び起こしながらの2時間でした。
 今の時代、携帯アプリで、欲しい情報を簡単に手にする事ができますが、コンパスは登山の道しるべとして、大切なアイテムである事を再認識できました。そして、講習会参加者による実際の体験談や失敗談をお聞きする事で、より重要性を感じる事ができ、実際に山歩きでコンパスを使ってみたいという気持ちが大きくなりました。また、地図に関してもより詳しく読めれば、登山前にシミュレーションすることができ、怪我や危険のリスクを減らす事もできます。山歩きをより楽しむ事につながりそうです。
コロナの感染拡大で自宅時間が増える中、地図読みについて少し勉強してみようと思っています。この様な機会があれば、是非参加したいと思っています。講師の佐藤様、ありがとうございました。 (記 KM)