Cランク

山の辺の道(南コースと三輪山)

《4月度会山行・Cランク》山の辺の道(南コースと三輪山)

日 程・2021年4月25日(日)  晴れ

参加者・7名

コース・三輪9:15…大神神社9:30/50…狭井神社(三輪山登拝口)10:05/15…檜原神社10:45/11:15…渋谷向山古墳(景行天皇陵)11:50/55…行燈山古墳(崇神天皇陵)脇[昼食]12:10/35…天理トレイルセンター(長岳寺脇)12:40/55…夜都伎神社14:00/10…石上神宮15:00/10…天理駅16:00(解散) 行動時間:6時間45分

■緊急事態宣言が発出されたため、急遽 三輪山は入山禁止に・・・しかしながら お天気には恵まれて、気持ちよく山の辺の道を楽しむことが出来ました。道端にはレンゲの花やウマノアシガタ、マツバウンランなどが沢山咲いていました。古代から多くの人が行き交った山の辺の道!!のどかな風景を楽しみながら、歴史散歩を堪能しました。(記 K)

■山行前日24日、大神神社HPに明日からの三輪山(467m)登拝受付中止が発表され出だしを挫かれる形に。まったく登山しない約18kmの古道歩きだけの企画に急遽変更。
古墳時代以前、奈良盆地は大きな喫水湖の底にあった。山の辺の道は湖の東岸、すなわち大和穴師山塊の麓を奈良市と吉野方面を南北に結ぶ日本書紀に記録の残る日本最古の街道である。現在は東海自然歩道の枝分かれ部の一部を構成し今回はこのルートの南半分を歩く。
 霞がかった薄曇りの中をスタート、後半は乾いた風が吹き抜ける快晴となった。前半は三輪駅を起点に大神神社、狭井神社、檜原神社の順に三輪山を右手に仰ぎつつその西麓を北に向けて歩を進める。これらの社は全て三輪山を御神体とする神道起源の姿を保ち、三輪山の存在感が大きなものであることを物語る。穴師山塊にあっても際立って均整のとれた三輪山の容姿は惚れ惚れする。古代人が崇めたのも頷ける姿である。道すがら、左手西方向には耳成山、畝傍山、天香久山の大和三山や金剛山地・二上山の容姿を捉えることができた。
 この東海自然歩道コースの一つの特徴が街道沿いの農家が開設している数多くの農産物無人販売所。景行天皇陵手前の販売所には偶然そこのご婦人がおられ、季節ごとの扱い作物の話を聞き八朔、草餅などを求め味わった。
 コース中盤はヤマトタケル尊の父、景行天皇の陵(渋谷向山古墳)、その祖父の崇神天皇陵(行燈山古墳)などの古墳群をかすめつつ歩む。柿畑や名も無いような数多くの古墳が生活の場の中に溶け込んでいるのが大和の国らしい。 終盤には日本最古の木造社の石上神宮に参拝して山の辺の道コースを終えた。その後、天理駅への道すがら天理教大本山本堂を訪れ、その威容さと宗教街並みの別世界に触れた後に解散した。(記 H)

檜原神社下手より二上山遠望
石上神宮で集合写真
檜原神社から三輪山