花と歴史

愛宕神社~増上寺

《6月度会山行・花と歴史》 愛宕神社~増上寺

日  程・2018年6月8日(金) 晴

参加者・8名(L529)

コース・西船橋(東西線緩行)9:45…茅場町10:13/19…神谷町10:45/11:00…NHK放送博物館(自由散策80分)11:05/12:25…東京タワー(昼食)12:40/13:50…増上寺13:55/14:20(解散)

■平年より2日早い梅雨入り。運よく梅雨の晴れ間で気温28度と高く蒸し暑い。京成電車の事故の為1名がキャンセルとなる。 茅場町駅にて全員揃い愛宕神社に向かう。神社は海抜26Mと23区では一番高く登りには男坂、女坂、エレベーターと三通りの方法が有る。さすが千葉こまくさの山女、正面斜度35度男坂86段の階段を2名を除き登りきる。この階段は江戸三代将軍家光公の時代曲垣平九郎が騎馬で上り出世の石段と呼ばれている。階段右側池のほとりに三等三角点が有る。 愛宕神社隣の敷地がNHK放送博物館、大正14年ラジオ本放送が愛宕山から発信された。愛宕山、内幸町、渋谷と場所が変わったが初代の放送局が有った場所で現在は放送博物館が建ち本年で63年に成る。 展示内容もラジオからテレビの時代に、昭和39年東京オリンピックはカラー放送にブラン管から薄型テレビに4K、8Kと映像が代わる。 朝のテレビ小説、日曜の大河ドラマ、紅白歌合戦等のアーカイブス、70~80年代に放送された三波伸介司会「お笑いオンステージ」で描かれた似顔絵が100枚ほど展示され皆良く似ている。東日本大震災発生から90分アーカイブス、国会中継中に緊急地震速報で大津波警報を発表、初期の津波の高さ岩手県3mと放送され時間が経過するごとに高さが代わってゆき、想像もできない高さに成っていった。 私は帰宅途中の東船橋駅で地震に会い、直後のTVは見られなかった。 東京タワーへは下見の時見つけた近道をくだる。樹木が多く木陰と微風が快く芝公園の中を通り抜ける。昼食をとり展望台に登る。リピーターで有るが大分前に登った方が多く眼下には高層ビルが建ち並び都会の変わりように驚く。20年五輪までに改装される展望台、一番見たい東面1/4が工事中であり東京湾の方角が見えない。 増上寺は徳川家2,6,7,9,12,14代将軍の霊廟で昭和20年二度の空襲でほとんどの建物が焼失してしまう。戦前の増上寺御霊屋図を見ると何代もの将軍の霊廟が増上寺を南北に挟み独立して御霊屋が建てられ施設の数々は当時の最高の技術が駆使され戦前国宝に指定されていた。昭和33年から学術調査が行われ南北に配していた墓所は一か所にまとめられ現在地に改葬された。本堂をお参りし解散となる。   <記 MK>

愛宕神社 86段男坂
愛宕神社本殿前
放送体験スタジオ
展望台からの眺め
展望台にて
東京タワーの足元
徳川家廟所内
増上寺三門前