こまくさ登山教室中級講座「地図の読み方」実技山行2回目 丹沢 屏風岩山
日 程・2017年11月3日(金・祝) 晴
参加者・8名(L413)
コース・千葉5:20-御茶ノ水6:12/12-新宿6:22/31小田急急行-新松田7:49/8:10(富士急バス)-大滝橋BS9:16/35…一軒家避難小屋11:25/53(昼食)…大滝峠上12:48/55…屏風岩山14:02/10…東峰14:22/28…965mP14:38…690m三椏群落上15:35…650mP15:45…車道16:15…大滝橋16:20/32(バス)-新松田17:34(解散) /17:41-新宿19:17
■ 9月の机上講義で学習した“地図読みトレーニング用地図”を皆片手に、地図の読み方実技講習を行いました。登山口で現在地の確定をすると、大滝沢沿いの登山道に入り、早速沢コースでの“先読み→現在地確認”作業に入リました。 参加者全員が交代で先頭に立ちこの作業をしてもらいましたが、初めは、地形との照合に戸惑っていた方々が、だんだんと要領が分かり、素早く照合するようになっていきます。 流石山好きの方々、主稜線に出て尾根コース上、隠れ小ピークを先読みする頃には、自信ありげな上級者の顔になっていました。「地図読み力」は、地図を見る回数に伴って着いてきます。今回のコースは、地図読み難易度中級コースで、これを80%読み切れれば、かなりの力を持った登山者と言ってよいと思っています。 会員の皆様が地図読み技術の奥深さ、楽しさを知ると共に、トレーニングの必要性を感じて頂き、「道迷いを起こさないための努力をする」人が増えることを期待しています。来年4月、5月に第3回目地図の読み方中級レベルの(今回よりやや易しい)教室を開きます。 実技も面白いコースを設定しますので、奮って御参加ください。 (記 講師 NO)
■雨上がりの当日は、久しぶりの快晴に恵まれました。雨による沢の増水で渡る予定の木橋が流され岩をヒョイヒョイと飛び伝って渡り、地形図にない登山道で藪をかき分け進むなど、冒険的で変化に富んだ楽しいコースでした。地図読みは、特徴ある地形を持つ地点を「現在地確認地点」として表した「トレーニング用地形図」を基に行いました。先頭を交替しながら地図を片手に歩き、確認地点で地形図と現地の地形とを照合しました。「2本の支沢がここで合流している」「支尾根が合流している」「隠れピークはこの地点」など。目ぼしい尾根と谷はわかるものの、細かい支尾根や支沢を見極める段階になると、だんだん解らなくなって意外と難しいものでした。LやSLから丁寧な説明を頂き、漸く地形図の模様が理解できるようになりました。地形図に慣れれば慣れるほど、一枚の地形図から得られる情報は増えていくようです。普段から、リラックスして地形図を眺める習慣を身に着けたいと思います。 (記 TA)
■出かけの雨が嘘のようにバス乗車駅の新松田では陽ざしが眩しい程の快晴!地図読み山行という事もあり、普段の何倍も「等高線との睨めっこ」での参加ではありましたが現実は手強い。事前に『等高線から山の地形を想像することは当たり前』を再認識しました。地図読みの本にも地図が読めるとバテにくくなるとありましたがこれも先読みの効用ですね。リーダー、サブリーダーからの説明は分かり易く、その時には理解していたつもりですが3歩歩くと忘れてしまう悲しい自分なので、これを機に「等高線との睨めっこ」を続け、リーダーに着いていくようなツアーの山行ではなく、自立した山歩きにし、いつでもリーダーの代行ができるようになりたいですね。これは私だけではなく、こまくさの目標でもあるのかなと思います。 (記 KE)