Cランク

大菩薩 大菩薩嶺~牛の寝通り

《11月度会山行報告・Cランク》大菩薩 大菩薩嶺~牛の寝通り

日 程・2017年11月1日(水)~2日(木)晴れ時々曇り

参加者・5名(L557)

コース・

11/1千葉駅6:38(特急あずさ3号松本行)―塩山8:53/9:30(バス)―大菩薩登山口9:55/10:10…丸川峠分岐…丸川峠12:40/13:15…大菩薩嶺14:50…大菩薩峠16:00 (泊:介山荘)

11/2介山荘7:10…石丸峠…かやノ尾山8:50…棚倉小屋跡10:15…モロクボ平11:00…小菅の湯12:30【解散】小菅の湯14:41(バス)―大月―東京―千葉19:00

■介山荘のある大菩薩峠からの大展望と東に長く延びた尾根(通称:牛の寝通り)の紅葉を期待した今回の山行は、参加者の日頃の行いが功を奏し大ヒットの山行となった。このところの台風による影響のため悪天候が続いたが、両日共に温暖、無風、晴天の天候に恵まれ、介山荘は平日とあって余裕があり、食事といつもながらの小屋主人のサービスも良く快適なものであった。参加者も少ないことから、全行程中は先頭歩きを交代し全員参加型の行動を行ってもらった。丸山峠までのきつい登りでは、適切なペース配分で順調にクリアし、大菩薩嶺、大菩薩峠までは、富士山と南アルプス連山の絶景を楽しみながらの尾根歩きであった。石丸峠を経て牛の寝通りと称する穏やかな尾根では、ブナ、ミズナラ、カツラ、モミジ類などの巨木が生い茂りピークを迎えた紅葉を楽しみながらトレッキング気分で歩を進め、モロクボ平を経て小菅村の小菅の湯へ下山した。小菅の湯では、なめらかなアルカリ性温泉の露天風呂にて2日間の疲れを取り、山菜天ぷらとそばを食し帰途についた。(記 OM)

■雨が続く中、この2日間は好天で眺望と紅葉を堪能できた。大菩薩嶺までは1,000m超の登り、30分毎に5分休憩のペース配分が功を奏し、思ったほど疲労なく登れた。雷岩からは西側に裾野まで見える富士山、南アルプス、キラキラ光る曲線を描いて蛇行する笛吹川等々の景色を楽しみながら気持ちよく歩いて介山荘に到着。夕陽に染まる稜線、灯る塩山、甲府方面の夜景、カレーライスにおかず付きの夕食、清潔な枕とシーツ、親切なご主人と介山荘は気持ちの良い山荘だ。翌朝、日の出を拝む。西の南アルプス側はまさに文字通りの雲海だ。近くの山の頂上はさながら浮かぶ島。

2日目の牛の寝通りは美林の気持ちよい通りだ。以前9月に訪れた時はまだ紅葉には早く、緑が若葉のようだった。いつか紅葉をみてみたいとの思いが叶った。尾根から下に紅葉が見下ろせる。台風で葉が枯れたり、落ちたり、例年より紅葉は期待できないといわれていたが、枯れ始めたブナの黄色は日光を浴びてオレンジに染まっていた。遠くの丹波の山の紅葉も木々の合間から垣間見える。この2日間で、1か月分の山行中止の分まで楽しめた気分だ。みんなにも見せたかった。 (記 AT)

大菩薩峠にて