Dランク

北アルプス 猿倉~白馬岳~栂池

《8月度会山行・Dランク》北アルプス 猿倉~白馬岳~栂池

日 程・2017年8月4日~5日 曇り時々晴れ

参加者・7名(L467)

コース・

4日・前夜新宿駅23:54(快速ムーンライト信州81号)-白馬駅5:40/5:55-猿倉6:22/6:40…白馬尻小屋7;55/8:00…ケルン(雪渓ルート始点)8:15/8:30…雪渓ルート終端10:05/10:20…避難小屋11:50/12:30…村営頂上宿舎13:55/14:05…白馬山荘14:35(泊)

5日・白馬山荘5:40-白馬岳5:55/6:15…三国境7:00/7:10…小蓮華山7:50/7:55…船越ノ頭8:45/8:55…白馬大池山荘9:40/10:00…乗鞍岳10:40…天狗原11:40/11:55…栂池自然園12:50…RW山頂駅13:00/13;10(ロープウェー、ゴンドラ乗継)-栂池高原駅13:50(解散)     入浴後5人はタクシーにて白馬駅へ、2人は高速バスで新宿へ

■真夏の新宿の喧騒を後に深夜発の白馬行き快速に乗る。予想外に乗客は少ない。白馬駅から猿倉までのバスも空席が有ったが、猿倉荘に着いた時は、北アルプス最大の人気コース白馬大雪渓に向かう人たちが準備を整え、次々と出発していた。白馬尻まで約1時間は殆どが林道歩き、路傍の花々に癒されながらの程良い準備運動となった。白馬尻小屋から見上げると急傾斜の谷間に白い帯がはるか奥まで続いていた。初めて挑戦する白馬大雪渓だ。更に15分程歩いてから、雪渓コースが始まる。ここでアイゼンを着用、元気そうな若い登山者の群れに続いて我々も雪渓に入った。真っ白い雪渓の上に登山者の行列が良く見える。直ぐに右手に巨大なクレパスが口を開いている。先行者の踏み跡を確かめながら、慎重に歩を進める。前半は右岸(左側)に沿ったルートだ。雪面には大小の石コロが散らばっているが落石中の石は目に付かず、不安なく歩き続けることが出来た。1時間半ほどで雪渓ルートが終わり、アイゼンを外し、登山道に突入、急傾斜の歩きにくい道に苦戦するが、周辺には色とりどりの花々が目に付くようになった。仲間はみんな快調そうだ。楽しそうに花の話をしている。自分一人、雪渓を抜けてから時々足攣り前兆を感じペースが落ちたが、幸い天気も良くなり百花繚乱のお花畑を堪能していただく時間をたっぷり取り15時前に白馬山荘に到着した。辛いながらも初めて制覇した大雪渓、充実した初日となった。 夜半から更に天気は良くなり、翌朝は雲海の向こうに剣岳、立山三山、穂高連峰が良く見える素晴らしい朝となり、雲の流れる青空の下で朝陽を受けながら、白馬山頂を踏む。続く小蓮華山~白馬大池に連なる稜線は歩き易く、素晴らしい展望と可憐な花々に迎えられる贅沢な山歩きとなった。途中軽いお湿りがあったが、幸い雨具着用には至らず、順調にロープウエー山頂駅に着いた。山麓の栂池高原駅で解散、「栂の湯」で汗を流し、白馬駅で打ち上げ、帰路についた。     (記 YT)

 

■三年前のBランク山行で天狗原~白馬大池を楽しんだ時に、いつか歩いてみたいと思っていた憧れの白馬大雪渓です。夜行も久しぶりで白馬駅に着いた時はさすがに少し眠かったが猿倉山荘の美味しいコーヒーでしゃきと山行スタート。白馬尻小屋から見上げた大雪渓はド迫力。大雪渓歩きは心揺さぶる幸せな時間だった。葱平あたりからのジグザク急登に咲き乱れるお花畑道は、山荘までワイワイしながら笑顔になれる何度でも登りたいと思わせる山道だった。翌朝は天候に恵まれて、頂上からの一服剱や前剱もしっかり見えた剱岳~立山連峰~北アルプス山々の眺望を充分堪能して「花の白馬」第二幕の花畑だらけの稜線歩きを歓喜しながら楽しんだ。特に白馬三山を背景にしたミヤマキンバイ(黄)とハクサンイチゲ(白)の大群落は圧巻で印象に残った。白馬岳はオンリーワンの魅力満載の期待通りの素晴らしい山だった。       (記 TM)

白馬岳山頂にて
お花畑
白馬大雪渓