Bランク

赤石山脈 櫛形山

《7月度会山行報告・Bランク》   赤石山脈 櫛形山
日 程・2019年7月7日(日)小雨後曇

参加者・5名(L596)

コース・千葉5:35-御茶ノ水6:27/34(快速青梅行)-新宿6:45/7:00(特急あずさ1号)-甲府8:27/40(タクシー)-池ノ茶屋林道終点10:00/17…櫛形山(奥仙重)11:12/22…バラボタン平11:40…裸山12:05(昼食)/25…アヤメ平12:50/55…モミジ沢休憩所14:00/05…休憩所14:40/55…北岳展望テラス15:18/25…池ノ茶屋林道終点15:45/16:00(タクシー)-甲府17:20(解散)

■『不気味なサルオガセにこの山の価値がある』アヤメの群落は櫛形山の代名詞でもあったが、今は裸山山頂付近の保護柵の中に紫色の花を咲かせる程度にまで減っていた。シカによる食害は進行しているようであったが、それでいて植物毒を有することが知られているコバイケイソウは豊富にあった。どうやらシカの学習能力は極めて高いようである。
ところで、原生林の深い森のあちこちには、カラマツなどの大樹の枝から垂れ下がっている糸状のサルオガセ(地衣類)が広がっている。これが一段と深山の趣をつくっているが、そればかりではない。この山のサルオガセは、梳かした髪の毛が櫛にまつわり付いているようであり、不気味な様相を呈している。櫛形山という山名は、その山容が和櫛の背の形に似ていることに由来するというが、サルオガセも山名に一役かっているように思えてならない。(記 ST)

櫛形山裸山山頂
サルオガセ