Cランク

北アルプス・奥穂高岳

《8月度会山行・Cランク》北アルプス・奥穂高岳

日 程・2018年8月20日(月)~23日(木) 晴時々曇り

参加者・4名(L307)

コース・8/20(月)さわやか信州号22:40発―8/21上高地バスターミナル5:20着

 1日目 上高地バスターミナル6:10…明神分岐6:59/7:10…徳沢園8:05…新村橋8:25…横尾山荘9:09/9:25…本谷橋10:44/11:00…Sガレ12:20…涸沢小屋13:15(泊)

 2日目 涸沢小屋6:00…ザイテングラート取付点7:27…穂高岳山荘8:36/8:50…奥穂高岳9:42/10:40…穂高岳山荘11:22/11:58…涸沢ヒュッテ14:31/14:43…涸沢小屋15:10 (泊り)

 3日目 涸沢小屋6:15…Sガレ7:00…本谷橋7:40/7:50…横尾9:18/9:30…新村橋10:15…徳沢10:44…明神分岐11:43…小梨平食堂12:23/14:00…上高地バスターミナル14:30  【解散】

■初の泊山行のリーダーを引き受ける事となった。山行計画書作りから始まりバスの手配やら小屋の予約やらで3か月前から楽しい山行に向けての準備が始まった。ところが山行日に近付くと台風19号の動きが頭を悩ませる。2日目の奥穂高岳に登頂する日だけがお天気の崩れがない事を確認し実施としたが、結局動きが遅く西よりに進路を変えた台風のおかげで3日間とも素晴らしいお天気に恵まれた。 奥穂高岳山頂から見える憧れのジャンダルム、目を凝らしてみると山頂に立つ人の姿が 北の方向に目をやると北穂高岳から続く大キレットの先には槍ヶ岳の雄姿が、東南側は前穂高岳を結ぶ釣り尾根、下を覗くと大正池と赤い屋根の帝国ホテルと河童橋も雲に隠れる事なく眺められた。 気が付けば私たちは風もなく暖かい山頂で小一時間を過ごしてしまった。さぁ下りも高度感のある梯子や鎖を慎重に降りよう!ザイテングラートを過ぎるとようやくほっとする。涸沢ヒュッテのテラスで一息ついてスリリングながら楽しい一日を思い起こす。平日のせいか台風のお陰かすれ違う人も道を譲る人も大変少なく自分達のペースで歩く事が出来た。テラスから見える青い空、緑の山々、白い氷河圏谷はひと月後には三段紅葉とも呼ばれる岩場と木々のコントラストがみられることでしょう。 今回涸沢小屋で連泊したが、連泊割引と労山割引で合計1800円が浮いた。お弁当はお稲荷さん お部屋、トイレも綺麗でゆっくり寛げる事ができて大満足です。(記 KM)

■涸沢カールから見上げる穂高岳は憧れの風景です。ザイテングラートと称する場所や、穂高山荘横から奥穂高岳にかけられた鉄の梯子の先はどうなっているのか知りたかった。横尾からはよく整備された石の道が続き歩きやすく、多くの人たちが入山するわけも分かります。二日目は小屋の横からは木々の中を進み、その先にカールのザレ場の右横から取付きジグザグの急登です。穂高山荘前に皆で気合を入れて取付き、混雑がないので順調に進み、梯子を越してしまえば難しいところはありませんでした。山頂から前穂高、ジャンダルム、笠ヶ岳、裏銀座の山並み、槍ヶ岳、北穂高岳の大パノラマにゆっくりと時間を過ごし大満足。山頂手前で雷鳥の親鳥のクークー声に気づき、四羽のひなたちもピーピーとこんな険しい崖を登っている姿に見入ってしまった。ゴゼンタチバナ、ササユリ、コケモモ、オオカメノキの木の実は赤く色づいています。ナナカマドの色づく秋や、北穂高岳にもチャンスがあれば挑戦してみたいです。(記 KK) 

河童橋と焼岳
テント場と涸沢小屋
山名イラスト
涸沢ヒュッテと氷河圏谷
ザイテングラート取り付き
奥穂岳山荘と取り付きの岩場
奥穂岳山頂にて

 

ジャンダルム
大キレットから槍ヶ岳