Dランク

房総 内浦県民の森~三角点宇那〜内浦湾

《2月度会山行・Dランク》 房総 内浦県民の森~三角点宇那内浦湾

日 程・        2018年2月17日(土)   天気:晴れ

参加者・3名(L413)

コース・  JR千葉駅06:29外房線 -蘇我06:34 -上総一ノ宮07:19/22-安房小湊08:16/21タクシ-内浦県民の森旧ハイキングコース「Dコース入口」08:37/45…天狗尾根分岐09:25/32 …三角宇10:03/06 …沖見盤座10:10/17 …191mP10:45/50…99号鉄塔11:20/53昼食 …滑(ぬかり)山12:16/21 …西尾根分岐・L字のP12:49 …三本赤杭の峠13:42…擁壁階段14:00 …安房小湊駅14:17 /15:04千葉行普通

■房総郡界尾根、分水嶺を東京湾から太平洋まで日帰りで縦走すると7日程かかる。このコースはその6日目清澄山系から、鴨川市内天津と内浦の境界尾根を南下してJR安房小湊駅まで歩くコース。ルートは尾根上に道形がかなり明確にあり、かって生活道路あるいは海岸沿いから、清澄寺・麻綿原への参拝路であったのではと推定される。現在は登山者(それも篤志家)以外には全く使われていない。下山点の住民でさえそんな道が存在することも忘れられている。しかし、尾根上にあるピークには必ず分岐があり、どちらにも踏み後がついている、地図読みの上級コースといえよう。今回は少人数でしっかり確認して歩き、道迷いなし、時間ロスも最小限で抑えられたので、予定よりも大分早い下山となった。(記 NO)

■標高こそ300mを超えることのない低山だが、道標のないバリエーションルートである。しかも、様々なトラップ(罠)が仕掛けられている。目の前にあるしっかりした踏み跡を追いかけているうちに分岐を見落としてしまう。うっかり巻道を選ぶと、ピークの反対側に隠されている分岐に気付かないまま通り過ぎてしまう。99号鉄塔から先頭を引き受けた後、2度もこの失敗をやらかしてしまった。日頃、いかに地図との向き合い方がいい加減であったかを痛感させられるとともに、リーダーの言われる「先読み」の重要性を認識できた貴重な山行でした。  (記 KM)

■通行禁止の標識が目印の登山口から入った途端、一気に緊張が高まった。落葉に隠れた細道の左側が鋭く切れ落ちている。「内浦県民の森旧ハイキングコースD」を外れ、南下する尾根道になってもヤセ尾根、ミニ岩稜と小ピークが延々と続いた。「沖見磐座」からは太平洋の大海原を期待したが、高度が低いため、幾重にも連なる山並みが前景を支配、海はもやの向こうに隠れていた。さらに南下、昼食をとった「鉄塔#99」からの展望の方がはるかに素晴らしかった。 午前中はリーダーがトップ、無数に現れる小ピークの度、分岐する尾根筋を慎重に確認、道迷いリスクを感じなかったが、昼食後のトップ交代からは何度も別の尾根道に進み、その都度、後方から声をかけられた。踏み跡だけを頼ると正道に見えるが、実は不鮮明な踏み跡が正しい個所が何か所もあり、房総バリエーションコースの難しさを実感した。 最後のピークを過ぎてからの下山路も見えない。住民の立ち入らない民家の裏山は荒れ果て、やっと一般道に下山、振り返ると海に面した山側斜面は防災擁壁が覆い尽くしていた。 今回のコースの踏破は2年越しに胸中で温めていたが、予想以上の難コースであった。(記 YT)

内浦県民の森旧Dコース入口.
三角点宇那峰山頂
沖見盤座に立つ1
沖見磐座に立つ2
沖見磐座展望、左が宇那峰
99号鉄塔で憩う
鉄骨の間から白波立つ内浦湾を望む
擁壁に囲まれる内浦湾への下山路