Cランク

中央沿線 菊花山~九鬼山

《5月度会山行・Ⅽランク》  中央沿線  菊花山~九鬼山

日 程・2017年5月14日(日)  曇り

参加者・9名(L465)

コース・JR千葉駅5:55-東京6:33/53-高尾8:01/10-大月8:46/9:00…菊花山9:45/50…沢井沢の頭10:35/40…馬立山11:00/05…札金峠11:40/50…紺場広場12:10/50…九鬼山13:25/45…田野倉方面分岐14:10…九鬼神社14:35/40…禾生駅15:00(解散)

■曇り空だが天気予報に期待して登山開始。ゆっくり、ゆっくりと言い聞かせつつ登って行く。今回はテスト3人居るが皆さん若くて元気な強者揃いで無言の圧力を感じる。要所要所の所要時間はそれほど遅れていない。まあこれでいいかと自分で納得。登山道では予期せぬ出来事、真っ赤なヤマツツジのトンネルが続いて心が癒される。下りでは昔馴染みの金さん、銀さん(キンラン、ギンラン)にも会うことができて楽しい花見山行となった。(記 S.T)

新緑に映える山ツツジの舞

■曇り空。昨日の雨跡を残す地面と雲に抱かれた山並みを眺め大月駅をスタートしました。ほどなく見えたお墓の手前から登山道に入ります。落葉の登山道は、濡れていましたが、滑るほどではありません。それよりも雨露を湛えた新緑が、よりいっそう鮮やかに輝いていました。

 ここで一句、<待ちわびた若葉は玉露に光けり>  字余り・駄作です……

金刀比羅宮の小さな社を見ながら、つづら折りの急坂を登り、菊花山に到着です。さして広くない山頂付近には丸みを帯びた岩が点在していました。この岩(石)に菊模様が入っていることから“菊花山”という山名がつけられたそうですが、凡人には“模様なのか苔なのか”判別できませんでした。少し下り、また急登の沢井沢之頭、馬立山へ向かう頃から、登山者を応援するように、満開に朱色の花をつけた山ツツジがここかしこに姿を現します。『来て良かったな』と思った瞬間です。そろそろお腹も空いて来て、切り通しの札金峠(さっかねとうげ)で小腹を満たし、本昼食は視界の開けた紺屋の休場でとりました。再び九鬼山に出発。最後は、少し急斜面でしたが、ぱっと開けた970Mの九鬼山頂へ到着です。山頂からは、遠くに見える山並みに霞がかかり、幻想的な雰囲気も感じましたが、足元の可憐なイカリソウやスミレ、チゴユリなどで、心の疲れまでもとれました。本当にいい時に来ました。咲き誇る山ツツジが落葉の上に花びらの絨毯を創り、自然の素晴らしを実感しました。いいですね山は!

下りでは、キンラン、ギンランを見ることができ、[長寿の金さん・銀さん]の話で盛り上がる先輩たちに『山の楽しみ方を知っているなあ』と感心しました。歩程予定時間5時間20分を上回るハイペースでの山行。寡黙なリーダーは、登りも下りも『俺の背中について来い』といった雰囲気で黙々とリードしてくれて、下山した愛宕神社では、真っ先に手を合わせ無事の下山を報告していました。お世話になりました。  (記 S.Y)

 九鬼山山頂にて
 山ツツジ