Dランク

浅間周辺 四阿山~根子岳

《7月度会山行・Dランク》  浅間周辺 四阿山~根子岳

日 程・2017年7月14日~15日 晴れ
参加者・5名(L467)
コース・
14日・東京駅8:44(はくたか555号)-上田駅10:08…上田城跡公園…上田駅12:10-ゆきむら夢工房BS12:35…信綱寺…ゆきむら夢工房BS13:44-菅平ダボスBS14:15…ペンションラーチ14:50(泊)
15日・ペンション6:10(車)-根子岳登山口6:15/20…四阿山登山口…小四阿7:35…中四阿8:25…稜線分岐…四阿山山頂9:35/10:10…大隙間11:00…根子岳山頂11:50/12:25…展望台13:30 …根子岳登山口13:55/14:10…日帰り温泉14:50/16:00…菅平ダボスBS-上田駅(解散)

■福岡の豪雨災害をよそに関東は蒸し暑い日が続いた。北陸・東北方面も梅雨前線の通過に伴い一部に大雨予報、菅平周辺でもその余波を覚悟したが、往路バスの窓に僅かの水滴を見た程度であり、1300mを越える菅平高原には薄雲を通して夏の日射しがあった。初日は真田ゆかりの地を観光した。
ペンションの車で登山口まで送ってもらった。駐車場にはかなりのマイカーが停まっており、身支度を整えた男女が次々入山していく。四阿山への道は、木柵の向こうに牛の群れを眺めながら、暫くは牧場内の緩やかな道を歩く。所々ササ藪が登山道を塞いでいるが、よく整備された歩き易い道だ。高度を上げるにつれ、眼下に嬬恋村の野菜畑が良く見えた。四阿山山頂には祠が二つあった。展望は雄大だが、浅間山は雲の下、遠くの山々の稜線はうっすら見えただけだ。根子岳へは分岐まで引き返し、鞍部の大隙間までは下り300mと高を括っていたが、意外に難所、木の根やえぐれた急斜面に苦戦しながら下った。すれちがう登山者も多く、登りも大変そうだった。大隙間から根子岳までは緩やかな登り、山頂直前の岩場を過ぎると、根子岳山頂が広がっていた。ここも展望は良い。山頂標識は見当たらないが、祠の前に「花の百名山 根子岳」と手書きの板切れがあった。丁度昼時、大勢の人達があちこちで弁当を広げ、くつろいでいた。昼食中にも菅平方面から次々と到着、殆どは装備も軽装、花に惹かれてのピストン登山者と思われた。終日蒸し暑い一日だったが、予定より早めに下山できたので、下山地(登山口)でものんびり、日帰り入浴でさっぱり、充実した夏山初戦であった。(記YT)                 
■梅雨時の合間を縫って実施された今回の山行は、晴天とはいかないものの、ほどほどの天気に恵まれた。菅平牧場を抜けたダケカンバの樹林帯では、涼しい風、鳥のさえずりに耳を傾け、小四何、中四何の稜線に沿って高度を上げていく。テガタチドリやミネウスユキソウなど多くの種類の高山植物に目をやりながら進み、振り返ると菅平高原の広大な牧場が眼下に見えてくる。山頂からは浅間山の山体が雲に隠れ姿を見せてくれなかったが、湯の丸山などは真近に見え、西の方には、北アルプスの雪の山並みが臨まれた。
四阿山山頂から根子岳へは、300mの一気の下りと200mの登り返しがあり、昼食前とあって堪えた。その間、滑りそうな急な下りとまとわりつく虫との戦いがあり、防虫ネットの必要性を感じた。花の百名山として知られた根子岳であったが、時期の関係からか多様な高山植物は見られなかった。高度を下げるとわずかにウツボグサとあやめの群生があった。ダボス停留場まで疲れた足で歩を進め、日帰り入浴により一日の汗を流し今回の山行を終了した。(記OM)

四阿山山頂にて
根子岳山頂にて
大隙間から根子岳を臨む