Bランク

Bランク 南アルプス前衛 入笠山スノートレッキング

◎日程・2022年1月30日(日) 晴れ

◎参加者・4名

◎コース

千葉5:38(総武快速)-東京6:16/28-(快速)立川7:19/21-(あずさ1号)小淵沢8:53/9:02-富士見9:10-(タクシー)富士見パノラマリゾート9:30

山麓駅9:50-(ゴンドラ)山頂駅10:00/30…入笠湿原10:50…マナスル山荘11:10…入笠山山頂11:40/12:00…マナスル山荘12:20/45…山頂駅13:05/25-(ゴンドラ)山麓駅13:40/15:00-富士見駅15:15(解散)

■1名キャンセルのため4名で実施。年明けの初山行というよりも昨年末のガン手術後始めてのリハビリ山行となった。退院後一か月目のため息あがりや脚力低下に不安が残る中スタート。富士見パノラマリゾートのゴンドラで一気に1770mまで高度をかせぐ。ゴンドラ山頂駅は-10℃強。しっかりしたトレースがあるため予定のスノーシューは諦め全員軽アイゼンを装着。入笠湿原やお花畑は銀世界で夏の花の山とは別世界である。マナスル山荘前から本格登りとなるが雪質軽く適度なパッキング状態のため実歩程30分ほどで山頂1955mに至る。強風を心配していたが山座同定をゆっくり行えるほど穏やかだった。眺望の山の名に恥じない光景が広がる。お椀状の蓼科から天狗、硫黄、赤岳と軒を連ねる八ヶ岳から右回りに、金峰、瑞牆など奥秩父の西端山群、富士山を挟んで甲斐駒、仙丈、間ノ岳の南アルプス、遠く恵那山から明確な銀嶺の空木、宝剣、木曽駒の中央アルプス、さらに御嶽、乗鞍から遠い雪雲の隙間に北アルプス名峰槍までも視認できた。雪山初心者向けのお手軽コース過ぎてメンバーの皆さんには物足りなかったかもしれない。肺の1/5を切除した病み上がりのリーダーにとっては想定内負荷に収まりひと安心できた山行でもあった。(記 T.H)

■山行案内の雪道初心者歓迎の優しい言葉と360度のパノラマ大絶景に惹かれて参加を決めた。積雪の状況によりスノーシューから軽アイゼンに変更になりアイゼン購入の良い機会となった。快晴の山日和。小淵沢に向かう車窓から、雪化粧の山々が美しく見えて早くも感動。ゴンドラの山頂駅に向かう窓から八ヶ岳の大パノラマが広がり気持ちが上がる。

 いよいよアイゼンの出番がきた。自宅で何度か練習した甲斐あってスムーズに装着出来た。雪の登山道はザクザクとアイゼンの感覚が脚に伝わり心地よい。雪道をスムーズに楽しく歩が事ができて嬉しくなる。リーダーの判断通り軽アイゼンで良かったと実感。中腹で八ヶ岳の山々と青い空を写真に収めた。山頂に着くと正に360度パノラマの大絶景が広がる。風もなく美しい雪化粧の山並みを堪能し心が満たされる。登山口で遭遇した赤、青、黄色の鬼のコスプレをして愉しむ若者3人が先に到着して戯れている。雪山に色とユーモアがプラスされ強く印象に残った。雪の入笠山は、目に映るものが新鮮で感動の連続だった。一面の雪の下で眠る花たちに会いに再度訪れたくなった。これまで敬遠していた雪山だったが、未だ自分にはこんなにも楽しい体験が残されていたことを知り、年齢を言い訳にせずいろんな事に挑戦してみようと思う。(記 E.I)

入笠山頂
頂上から中央アルプス方面