Dランク

北アルプス・槍ケ岳〜大喰岳〜中岳〜南岳〜氷河公園天狗池へ縦走

《9月度泊り会山行・Dランク》北ア・槍ケ岳大喰岳中岳南岳氷河公園天狗池へ縦走

日 程・2017年9月18日(月)〜9月21(木)3泊4日 晴天

参加者・9名(L483)

コース・9/18(月)新宿7:00-松本9:39/10:10-新島々10:40/55バス-上高地12:00/30…嘉門小屋13:45/14:15…徳沢15:15/35 …横尾山荘16:30(泊)

9/19(火)横尾山荘6:10…一ノ俣…二ノ俣7:25 …槍沢ロッジ7:55/8:10…大曲9:20/35…天狗原分岐10:30/11:00…坊主岩屋下12:10/45…槍ケ岳山荘14:10/30…槍ヶ岳山頂15:00/30…槍ヶ岳山荘16:00(泊)

9/20(水)槍ケ岳山荘6:40…飛騨乗越6:50…大喰(おおばみ)岳(だけ)7:10/25…中岳8:10/20…珈琲休み9:00/25…南岳分岐9:50…南岳10:10/20 …南岳分岐10:40…昼食11:25/12:00…天狗池12:45/13:10…天狗原分岐13:40…大曲14:35…槍沢ロッヂ15:45(泊)

9/21(木)槍沢ロッヂ6:30…一ノ俣7:00…横尾大橋7:55/8:10…徳沢9:10/30 …明神館10:20/35…河童橋11:30(解散)

■台風通過のため当初計画の新穂高温泉滝谷への沢筋を変え上高地から入るコースに変更、台風一過晴天を期待して実施する。正に晴天続きとなる。3000mの峰々が連なる高度感ある連続する岩稜・鎖・はしご・渡渉・ガレ場等、氷河公園は槍穂随一の秘境。 カール(氷河圏谷)やモレーン(氷河堆積堤)などの氷河地形が連続し、天狗池は氷河時代に作られた槍沢モレーン上部の通称グリーンバンドと呼ばれる地形で、絶景ポイント槍ヶ岳を倒影する池として知られている。4日間にわたり、登山誌等で思い描くバーチャルな展望・パノラマ・頂等に 今そこに立てた現実、登り通過した達成感を味わい、至福感に包まれ続けた山旅であった。叉「パーテイを組んでアタックする」といいますが、小屋ライフで、その「パーテイを組む」の意を考えさせられた山旅でもあった。パーテイが一枚岩になってないとアタックできないね・・山友の弁 (記 SS)      

■昨年から中止や日程変更に伴い夏山に行けず今回も台風18号が迷走し速度もゆっくりで、やきもきしたもののリーダの判断でコースを変更して実施して頂きました。台風一過の上高地には観光客が少なく静かな槍ヶ岳山行のスタートです。1日目は横尾山荘までのライトな日程なので明神の嘉門次小屋に立ち寄り、日本近代登山の父でW・ウエストンの山行案内人として知られる上條嘉門次のレリーフを見た。2日目は槍ヶ岳へのアタックだ。槍ヶ岳は2度目の挑戦になるが前回は槍の穂先に登った途端に雲が架かり遠くの景色は何も見えなかった。今回は表銀座、後立山の山々から富士山、甲斐駒ヶ岳がハッキリと確認でき私達はおおいに興奮した。ピークに立っている実感を9名で共有出来た。翌日は「氷河公園で天狗池に映る逆さ槍を見る」を山行案内で読みワクワクして楽しみにしていたので本当にそれを写真に撮る事が出来て大興奮です。しかし天狗原へのアクセスは厳しくむしろ槍ヶ岳山頂の方が安全とさえ感じたこの様な困難で素敵なルートを設定し、また無事に上高地に戻して頂きリーダには心より感謝申し上げます。ご同行の皆さまにも大変お世話になりましてありがとうございました。  (記 KR)

■いくら疲れていてもあの4日間で見た素晴らしい槍ヶ岳を征服できた喜びは代えがたいものがあります。穂先に向かって一段一段登った足の感触が、手の動きが、記憶から消えることはないでしょう。やはり槍ヶ岳は特別、天候もさることながら、さえぎることのない360度の大展望北アルプスの最上高所に立ったような気がいたしました。痴呆症になってもあの光景だけは覚えていたいと思ったほどです。こんな体験をご一緒してくださった皆様、特に計画実行してくださり、ましてや日本列島台風真っただ中、計画変更の上安全に穂先まで導いてくださったリーダに深く感謝いたします。                           (記 KN)

■リーダの判断でコース変更での実施に感謝しています。槍の頂上は、何回登っても素晴らしい展望で、今回は人も少なく長時間頂上で過ごすことができ一番良かったような気がします。(ガスで、真っ白な時もありました)天狗池では、池に映る逆さ槍に長年の夢がかない感激でした。今年の夏は、久々に充実した夏山を楽しむことができました。   (記 OF)

■初日は上高地バスターミナルから歩き1620m地点の横尾山荘に宿泊。横尾山荘は風呂があり食事も美味しく、2段ベッドはカーテンで仕切られ快適な環境でした。2日目、槍ヶ岳に向けてスタート。ババ平から1時間ほど歩いて「大曲」で右に大きくカーブするあたりから、雪渓が見えました。そして、登りが急になりますが、頑張って歩き、天狗原への分岐を直進し、「グリーンバンド」と呼ばれる美しい氷河の跡が望めました。やがて目指す槍ヶ岳が見えてきます。高鳴る鼓動と伴に一歩一歩槍ヶ岳に近づいて行きます。本日の宿泊地槍ケ岳山荘に到着。ザックを置いて身軽になり、いよいよ槍ケ岳山頂にアタック。岩場と梯子を登り山頂に到着。そこは360度の大パノラマ、感動で目が潤んできました。皆で感動を分かち合い記念写真を撮影しました。3日目は大喰岳〜中岳〜南岳〜氷河公園天狗池へ縦走しました。寒風に体力を奪われながら、危険な岩場、鎖場を通過し天狗池に到着。見事な逆さ槍を見ることができました。4日目、槍沢ロッヂを出発。風景を楽しみながら歩き河童橋で解散。名残惜しい上高地ともお別れです、連れて来て頂いたリーダに心より感謝いたします。皆さんありがとうございました。 (記 NK)

槍ヶ岳山頂にて