Bランク

 東北  早池峰山と薬師岳  35周年記念

《6月度会山行・Bランク》 東北  早池峰山と薬師岳  35周年記念

日 程・        2018年6月23日(土)~24日(日)

参加者・19名(L413)

コース・

1日目(6/23) 東京07:56はやぶさ103―新花巻10:37/45タクシー―峰南荘11:30/昼食12:02シャトルバス―小田越登山口12:23/30…山頂まで0.8k道標13:05…薬師岳山頂14:10/15…小田越登山口15:23/42シャトルバス―峰南荘16:03(泊)

2日目(6/24) 山荘5:32シャトルバス―小田越登山口5:54/6:05…御金蔵・五合目7:50/55…鉄梯子下9:34…早池峰山頂8:52/食事9:13…御金蔵10:00/05…小田越登山口11:23/食事12:12シャトルバス―峰南荘12:37/デポ荷物受取13:55タクシー―花巻・東和温泉13:40(解散)入浴 

11名:温泉発15:37タクシー-新花巻15:47/16:19はやぶさ110-東京18:56

 8名(個人山行):温泉発15:05タクシー-新花巻15:15/45やまびこ51-盛岡15:54

■登山者が集中し交通規制のある期間に、人気の花の百名山に登る。 混雑を回避するため、シャトルバスのバス停でもある最奥の宿までタクシーで入リ、効率的な行程を組んだ。また、登山中不要な荷を宿に預け、登山体力の消耗を抑え、急峻な岩山を余裕をもって楽しめるようにできた。数えた花の数は、薬師岳25種、早池峰山35種、早池峰山特産種4種、北上山地特産の南部犬ナズナ、絶滅危惧種の栃内草も見ることができた。登山口から山頂まで切れ目なく、黄、青、白、ピンクの群落が色取り取りに咲き続き楽しい山でした。 改めてこの山のすごさ、貴重な山であることを思い知らされた。河原の坊からの登山道は、2016年5月に崩壊し通行止めが続いているが、本年も復旧の見通しが立っていないようだ。(記 NO)

■登山経験が浅く毎回初めての山に行かせて頂いていますが、様々な山の態様に感動や驚きの連続です。今回の早池峰山は驚きの山でした。早池峰山を侮ってはいけない。今回はそう実感する山行でした。名前も可愛いらしいし、花の百名山でもありお花畑のイメージ、標高も1917mと手頃、そういうイメージで臨んだらとんでもない大変なしかし楽しい登山になりました。梅雨時で千葉は朝から曇り、夕方からは雨の予報でしたが、東北は晴れ予報で良かった。1日目は薬師岳1645m。宿舎の峰南荘から先は環境保護のため一般車両乗り入れ禁止、シャトルバスで登山口の小田越まで移動します。山頂往復2h30Mの行程は、明日の本番に向けて良いウォーミングアップです。途中色々な花の名前を教えて頂き良い勉強になりました。山頂からは早池峰山が真正面に見え次第に心が高ぶってきます。夜は、明朝4時起きに備えて早めの就寝です。2日目早池峰山、始発のシャトルバスで再度小田越登山口へ行き、6時過ぎに登山開始です。さすがに花の百名山のとおり多種の花々が咲いています。ハヤチネウスユキソウやナンブトラノオなど花博士の川北さんにその都度名前を教わります。本当にすごい何でもご存知です。 30分も歩くと森林限界を越え強風域に入りました。独立峰なので風の通り道になっているようです。風速10mは越えている強風の中を1時間位は歩きました。途中、足元は大小の岩場の連続で歩きにくく、鎖場、梯子などもあって難易度の高い行程でした。体感温度も下がるので防寒着を着用、これまで体感したことのない強風の中の登山でした。ようやく稜線にでると、嘘のように風は止み穏やか、山頂の岩場が風除けになっているようです。山頂では35周年記念Tシャツを着て集合写真を撮っておやつ休憩。岩手山や薬師岳など山頂からの眺望を堪能して下山です。下りも強風域をまた1時間岩場を慎重に下りました。今回は、こまくさでは初めての泊まり登山でした。皆さんとビールを飲んで情報交換もできましたし、楽しい山行になりました。最後にダジャレをひとつ。早池峰山は、花池峰山で、風池峰山で、岩池峰山でした。 (記 TT)

■相対する薬師岳1645mと早池峰山1917mでは、植生が全く異なっています。薬師岳は花崗岩の山でオサバクサの花畑、早池峰山は蛇紋岩でナンブトラノオ、チシマゼキショウ、絶滅危惧種のトチナイソウなど、背の低い小さな花々の宝庫でした。リーダーさんがここにあると言ってくれなければ、目立たない花が多く、沢山の花を見落としていたでしょう。リーダー様、様と感謝いっぱいです。遠野や早池峰山一帯は北西からの偏西風の通り道たそうで、強風の中の登山でした。それでも「まだよい方だ」と登山口にいた県の自然保護課の方?が言われました。本当に、1600m位の低いところなのに、ハイマツは偏西風にさらされ地べたを這い、花々は背を低くし強風に耐えていました。花の名山という華やかなイメージと打って変わって、その姿は強く印象に残りました。それにしても、蛇紋岩、なんじゃと文句をつけたいほど、よく滑りました。 (記 MJ)

薬師岳登頂
早池峰山頂を目指して
早池峰山八合目手前の鉄梯子
早池峰山頂手前の木道
早池峰山頂にて
ハヤチネウスユキソウ
トチナイソウ
ナンブイヌナズナ
イソツツジ
オサバグサ
岩にへばりついて咲くイワウメとイワヒゲ